ゲンゴロウの京都日記 part 2

メッスから帰国したくまが,ふたたび京都に舞い降りました。

はじめての銀閣寺

こんにちは、ゲンゴロウです。2月になって、京都にも椿の花が咲き誇り始めました。

 

今日は北山の金閣と並ぶ京都観光の双璧、東山の慈照寺銀閣にやってきました。

 

はばかりながら、このゲンゴロウ、京都に来て20年になりますが、銀閣寺を訪ねるのはこれが初めてです。

 

日本史の授業では、義政、応仁の乱、東山文化がセットで出てきます。その歴史が現在の風景に溶け込んでいることに、感動を覚えます。

 

参道を抜けると、みえました、銀閣。室町文化の粋を集めた書院造りの最高傑作です。

 

庭園と相まって、茶道に代表されるわびさび文化を、見事なまでに表現しています。あのきらびやかな金閣とは対照的に、静謐な空気がここには流れています。

 

この見事な庭園を、丁寧に整備しておられる庭師さんもおられました。すべては、ここを支える人々の、目に見えぬ努力の賜物なのですね。

 

銀閣の佇まいを堪能した後は、庭園内を一巡りして、東山の自然を味わいます。

 

庭園内の一番高い所からの眺望。銀閣の向こうには、吉田山。左京区一帯を一望できます。

 

憧れのわびさび文化を思う存分味わったゲンゴロウ。京都に住む幸福を、久方ぶりにかみしめた一日でした。

 

帰り道は琵琶湖疎水に沿って流れる哲学の道をのんびりたどります。ここは、あの大哲学者、西田幾多郎先生が思索にふけった道。

 

帰宅したら『善の研究』でも読んでみようかな。また、お便りします。